滋賀カーバイド株式会社は昭和28年、滋賀県・愛知川の地にて創業いたしました。アセチレンの発生源であるカーバイドを扱っていたことが社名の由来です。その後エネルギー革命の象徴である液化石油ガスの販売をいち早く始め、高度経済成長期に入った日本の産業界と歩みを共にしながら発展してまいりました。時代のニーズに応じて取り扱い品目を増やし、現在では主に滋賀県の産業、医療、そして身近な暮らしの中で、幅広く弊社の技術と商品をご利用いただいております。

ある時、弊社が医療用酸素を供給している病院の看護師さんから「そちらの会社と病院の間に愛知川が流れていますね。川の部分のガス管はどうなっているのですか？」と尋ねられました。実際は院外にガス供給設備を設置して、残量を管理しながら継続的にお届けしているのですが、「栓を開けば酸素が出てくること」に対する絶対的な信頼からこぼれた言葉だと受け取り大変嬉しく思いました。私共が扱っているのは普段は意識されることはなくとも、生活を支える基盤＝インフラです。創業以来「職務を通じて社会に役立つ」を理念とし、地元滋賀のインフラを堅守したいとの思いで行動してきた結果が、頂戴した言葉に集約されているように感じました。

弊社社員にも皆同じ思いと誇りを持って自身の業務にあたってほしいと願ってきました。先代から引き続き、弊社が一番重要だと考えるのは「人」、そして人との「出会い」です。お客さまとの出会いを大切に、お客さまから信頼されいつでも親身になって寄り添えるような関係を築ける社員こそが、実は弊社の一番の「商品」たりえるのではないかと考えております。今後もより一層お客さまの良きパートナーとなれるよう、社員一同精進してまいりますので、変わらぬご支援とご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

滋賀カーバイド株式会社
代表取締役